その日添い寝が消えた

法改正なのか社会の空気なのか。
理由は不明だけどある日突然「添い寝」が禁止になった世界。
ソラニカもなくなり横浜の街から「ぬくもりの時間」が消えた。

どうなるか？ まず静かになる
その静けさは安心じゃなくて音のない不安

触れられない社会が壊していくもの

添い寝はただのサービスじゃな。
「人と人が言葉以外でつながる文化」だった
それがなくなった世界では誰も距離の詰め方を知らない。

オタク男子は部屋でゲームを起動する
女の子は画面越しに「大丈夫？」と送。
でもその一言を抱きしめてくれる場所はもうない

横浜の街も変わっていく

夜の駅前から派遣の空気がなくなる。
キャリーケースを引く女の子がいない。
客と目が合って軽くうなずくあの1秒が消える。

横浜はただの商業都市に戻る。
やさしさも不器用なまなざしも全部アーカイブ行き。

私は何もされなかったことに泣く

添い寝の仕事をしていていちばん救われた瞬間。
それは「今日は何もされなかったな」と思える帰り道だった

なにもしない。でも隣にいる
それだけで世界に肯定された気持ちになる日があった

それを世界が失くしたとき
私はどこで自分であれる時間をもらえるんだろう？

だからソラニカは続ける

ソラニカが提供しているのは添い寝という「言葉にならない文化」
未来に消されないように毎日ひとつずつ積み上げている

それがある限り
誰かは「触れられるってまだあったんだ」と思えるから

添い寝がある未来を選びたい
ソラニカはそういう店でいたい

なつくって舐められることじゃない

リフレに来る男性客にはいろんなタイプがいる。
クール系、職人気質、喋らない系…いろいろ。

ソラニカのキャストが「あの人また来てほしい」と言う客に共通点があった。
それがなつく系。つまり「警戒心ゼロの甘え方がうまい人」だ。

なつく系が最強な3つの理由

1. 1. 空気を軽くしてくれる
   会話の入り口が「なんでもないこと」だから緊張感がない。
   女の子も「がんばらなくていい」状態で自然体になれる。
2. 2. 感情を表現してくれる
   「癒された〜」「この前の子、可愛かった」
   そういう正直な言葉が報われた感になる。
3. 3. 自分を下げないでも相手を立てる
   「◯◯さんって話うまいですよね」
   そうやって自然に褒めるのがうまい。
   でも媚びてないからサラッとしてる。

なつく＝距離の詰め方が上手な人

なつく系の客は初対面でも空気の作り方が絶妙。
無理してないのに気づいたら心の半径1m以内にいる。

女の子に対してマウントも取らない。
「距離を詰めていいタイミング」をちゃんとわかってる。

ソラニカがなつかれる店である理由

ソラニカはそういう甘えられる場所を作るためにある。
真面目に働いてでも疲れて、
ちょっとだけ甘えたくなる夜に来てほしい。

なつかれる店＝なつける女の子がいる店
それはちゃんと人間の感情が流れてる証拠。

リフレってもっと人間らしくていいんだよ。